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身近な河津桜を訪ねて

SPRING
身近な河津桜を訪ねて

早咲きの桜で有名な河津桜は伊豆半島の東海岸にある加茂郡河津町が有名である。
河津町観光協会のＨＰを開くと２月１０日～３月１０日までの「河津桜祭り」の情報や開花状況が詳しく紹介されている。
本場のスケールには及ばないが浜松市内にも見頃を迎えた河津桜があるのでご紹介します。

２００４年３月３日　陽気に誘われて身近に咲いている河津桜を訪ねることにした。
先ず、浜松市都田町にある県立農経高校の河津桜は正門の北東（道路沿い）に１本あり、卒業記念樹と記されている。

校舎の南西に回ると枝振りの良い河津桜が５本並んでいる。

樹齢３０年と言われているこの桜は校庭内に植樹した当初５０本もあったという。その後、都田のテクノポリスの開発で伐採され現在は７本しか残っていないようだ。しかも、平成１８年春には農経高校が移転してしまうとのこと・・。
卒業生や地元の人達からは桜を保存する要望があるというが是非残してもらいたいものである。

グランドの南にある１本はひときわ美しい。枝振りにも勢いが感じられる。
次に国道３６２号に出て浜松市船明（ふなぎら）に向かう。

船明ダムの東には道路沿いに合計１６本の河津桜が並木となっている。
ここは駐車場が隣接しているので気軽に花見が出来る。

こちらもほぼ満開。
木も若く、色も濃い。

下の遠景写真は２００３年４月、天竜川船明ダムの左岸堤防に咲くソメイヨシノの並木トンネルを右岸から撮ったものです。
左端の堰堤（えんてい）方向に河津桜の並木があります。
凡そ１ヶ月早いお花見にご家族連れで行ってみてはいかがですか？　終り。

旧農経高校の河津桜のその後・・

2007年春、私は3年ぶりにその地を訪れて驚きました。
校舎の解体と共に切られた筈の河津桜が残っていたのです。さすがに正門近くの桜はありませんでしたが、元校舎の南の5本とグランド（現在は浜松市立高校グランド）の南の1本は、広大な赤土の台地にしっかりと根を張り、威風堂々と枝を広げ、鮮やかな満開の花を付けていたのです。
卒業生や地元の要望に応え、粋な計らいをしてくれた静岡県と浜松市に今回はあっぱれをあげましょう。

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